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【書評】宇山卓栄『日本の今の問題は、すでに「世界史」が解決している』

今、これからの日本は、世界はどのようになっていくんだろう?

先が見えないと思っている方は非常に多いんじゃないかと思います。

そんな人におすすめの本が、

宇山卓栄『日本の今の問題は、すでに「世界史」が解決している』
です。

同じようなコンセプトの本は結構出回っています。
でも、この本の素晴らしい点は単なる知識の羅列に終わらないことです。

過去の出来事がなぜ起こったのか、発生のメカニズムや文脈、経緯を丹念に追うことで、現在の出来事が分析できるようになっています。

たとえば、イスラム教とキリスト教の問題。

私たちはあまりよくわからないまま、なんとなくイスラム教って怖い宗教だなとか、日本人はあまり宗教とかがないから、宗教戦争とかなくて安心だな。
とか思っていませんか?
宇山さんによると、丹念に過去の歴史を見てみると、決して宗教的な問題ではなく非常に世俗的な利害関係、早い話がお金や土地や権利にまつわる対立がほとんどなんだといいます。
そして宗教問題のように見えるのは、お金でもめていることを隠すため、自分を正当化するための手段にすぎないのだそうです。

このように、私たちは世の中の流れを非常に表面的にしか見ることが出来ていません。
これから世界はどんどんひとつになり、日本も多様性のある社会にもっとなっていくことでしょう。
そんなとき、価値観の相違やコミュニケーションにギャップが起こり、困ってしまうことは多々あると思います。

ほとんどのコミュニケーショントラブルは相手の事情を理解せず、自分の基準だけで判断してしまうことにあります。

語学をマスターするだけでなく、世界の歴史を知り世界の人々の考え方を理解することが、これから求められるのではないでしょうか?

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