【レポート】第36回金沢歴活〜作られた価値観。日本美術史、誕生から現在までの140年(前編)〜

本日の金沢歴活は、以前に初めての登壇で満員御礼大人気だった、高橋勇太さんにまたまたお願い致しました。
今回のテーマは日本美術史。
「美術」「工芸」「クラフト」などの用語、かなりアバウトに使っていませんか?
でも、これらの用語が意味する内容は実はかなり厳密に区別されていて、しかもそれは明治政府によってかなり政治的に決められたものだったのです。
何で国宝は絵画と彫刻が多くて工芸は少ないの?
逆に何で人間国宝には絵画と彫刻がないの?
など、日本美術史における概念形成の歴史を江戸時代以前と明治時代以降を比較してのトークは非常にマニアックだけども興味津々なお話でした。
さらに参加者の中から、
「金沢はものづくりのまちじゃない。ものづくりのまちは金沢周辺にあって、金沢はそこに最後の付加価値をつける技術のまちだ」
なんて意見も出たりして、とっても盛り上がった今回の歴史トーク。
来週はさらに同じテーマで突っ込んだ内容に踏み込んでいく予定です。
お楽しみください。