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日本人はいつから虫歯になったのか?

本日6月10日は歯の衛生週間の最終日。

元々、6月4日が語呂合わせで「虫歯予防デー」だったことから、6月4日〜10日が歯の衛生週間になったんだそうです。

最近は歯磨きも食後30分は歯を痛める可能性があるので、時間をおいた方がよいとか、歯磨き粉のフッ素効果を高めるにはあまり口をすすがない方がよいとか、常識が変わりつつあるようです。
*その常識は間違っていた!?やってはいけない歯磨きのNG習慣

とはいえ基本的には現在、誰もが歯磨きは毎日しているかと思いますが、油断すると虫歯はすぐに出来てしまいがちです。

今回は、江戸時代の人々の歯磨き事情についてのお話。

まず江戸時代、今のような歯ブラシはもちろんありません。

では、何で歯を磨いたのでしょうか?

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江戸時代の人々は、上記の写真のような房楊枝(ふさようじ)という楊枝で歯を磨いていました。

片方がつま楊枝で、もう片方が筆のように房状になっているのが房楊枝です。

それに塩をつけたりして磨いていたようです。

*㈱広栄社「つまようじ資料室」

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時代劇ファンなら池波正太郎の「仕掛人藤枝梅安」で、主人公の藤枝梅安の友人である彦次郎の表の稼業が房楊枝つくりだったことを思い起こすかもしれません。

結構ちゃんと江戸時代も歯を磨いていたんですね。

 

骨から分かる江戸の虫歯事情

しかし最近の研究では、とはいっても江戸時代の人々の虫歯率は高かったらしいことが分かっています。

江戸時代の人骨の研究によると、虫歯、歯槽膿漏、歯髄炎の疾患を持つ人骨がものすごく多いんだそうです。また歯石が沈着した歯も多いのだとか。

とくに虫歯は多くて、1000本以上の歯を調査した結果、3割くらいの歯が虫歯だったのだそうです。

房楊枝があまり効果がなかったのか・・・

江戸時代人が砂糖を使いはじめたことによるのか・・・

調理法の洗練により、砂まじりの食材がなくなったからなのか・・・

理由は推測でしかないのですが、私たち日本人が虫歯に悩まされるようになったのは江戸時代ごろから、ということだけは間違いがなさそうです。

 

参考文献

片山一道『骨が語る日本人の歴史』(ちくま新書、2015年)

 

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