【上方落語のススメ】厳選!桂枝雀師匠の絶対聴いておくべきネタ5つ

桂枝雀師匠は桂米朝師匠の一番弟子。
上方落語の爆笑王。
私は現在のお笑いの世界の基礎を作ったといっても過言ではないと考えています。
それは何故か!
笑いを生み出す法則
「緊張と緩和」理論
を生み出したからです。
「緊張と緩和」理論というのはお客様をどんどん緊張させておいて、最後にどっと緩和させると、その安心感から笑いが生まれるという法則です。
「緊張と緩和」理論については、桂枝雀『らくごDE枝雀」(ちくま文庫)をご参照ください。
めちゃくちゃ面白いです。
「緊張と緩和」理論については、ダウンタウンの松本人志さんや千原ジュニアさんなども時々番組で口にしているのですが、気付いている方はどれだけいるのでしょうね。
「すべらない話」は、本当にこの理論を参考にしてお話が作られているなと感じます。
さて、そんなすごい理論派の桂枝雀師匠ですが、芸風はオーバーリアクションの爆笑落語。
何も考えなくても面白いものばかりです。
そのなかでも私が勝手に選ぶベスト5をご紹介です。
栄えある第1位は!
宿替え
「宿替え」
やはりこのネタは白眉です。
ただただ爆笑のネタでありながら、おかみさんとの心温まるやりとり。
桂枝雀師匠のお人柄がとても伝わる大好きな噺です。
第2位は、
代書
「代書」
こちらも大爆笑ネタです。
桂枝雀師匠のネタは、ちょっとおバカなんだけど素直で愛されキャラな主人公が巻き起こすドタバタという感じが真骨頂ですね。
第3位は
八五郎坊主
「八五郎坊主」
出家をした八五郎さん。
自分の法名を覚えることができず大騒動・・・
こちらもそんなドタバタがとにかく楽しい噺です。
第4位は、
阿弥陀池
「阿弥陀池」
こちらは面白い話を聞いたおバカな主人公が、他の人に同じように話そうとするのだけどうまくいかないという落語ではよくあるネタなのですが、とてもよくできた噺だなと思います。
主人公は新聞を読まなくても世の中のことなんかわかる!というのですが、それをたしなめる旦那さんに面白いようにひっかけられて・・・
最後の5つ目は
花筏
「花筏」
こちらは大相撲の噺。
大相撲の大関花筏が地方巡業に行くことができなくなります。
そこで「相撲はしなくていいから!」と代役を頼まれた主人公。
でも、千秋楽に土俵入りしなくてはならなくなって・・・
あまり枝雀師匠のネタのおすすめとして出てきませんが、土俵入り前日の主人公の様子とかの描写が迫真に迫っていて大好きなネタです。
ぜひ、まだ聞いたことのない方は聞いてみてくださいね。
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