【上方落語のススメ】厳選!桂吉朝師匠の絶対聴いておくべきネタ5つ

上方落語のススメ3回目は桂吉朝師匠です。
桂吉朝師匠のスゴイところは、本当に正統派の王道古典落語を演じると同時に、故中島らも氏が主宰していた「笑殺軍団リリパットアーミー」という小劇団で役者もやっていたことです。
このギャップがなんともいえずおもしろかったですね。
さて、桂吉朝師匠の絶対聴いておくべきネタ5つ。
栄えある1位は、
「ふぐ鍋」
もう吉朝師匠といえばこのネタでしょう。
もらったふぐを鍋にして食べようとするのですが、食べるのが怖い。
そんな2人が考えた解決策は・・・
ただただ爆笑。
ネタだけでなく、枕も好きでしたね。
「尼崎センタープール前!」
2つ目は
「狐芝居」
主役を張れない脇役専門の役者が狐の芝居に紛れ込んでしまい、忠臣蔵の主役をやることに・・・
荒唐無稽なお話がとてもリアリティーあふれるのは吉朝師匠の技だと思います。
同時収録の「愛宕山」も捨てがたい名演ですね。
第3位は、
「高津の富」
自称鳥取の豪商が無理やり買わされた富くじ(宝くじ)。
結果発表を聞きに行ってみると・・・
品のある笑いが大好きです。
第4位は
「七段目」
吉朝さんお得意の芝居噺。
歌舞伎ネタがこれでもかと炸裂します。
本当にうまいです。
最後の5つ目は、
「弱法師(よろぼし)」
2005年10月27日に行った、大阪国立文楽劇場での最後の公演です。
私はこの公演を観に行こうと思っていたのですが、仕事の調整がなかなかできず調整できた頃には完売してしまっており、また次と思っていたら最後となってしまいました・・・
私にとっては自身の仕事の仕方を考えるきっかけにもなった思い出の噺です。
まだまだこれからの方だったのに残念でならないです。