【トピックス】北陸都市史学会の大会を聴講してきました。

本日は北陸都市史学会という学会の大会報告を聴講しにいってきました。
おめあては
柳宗理記念デザイン研究所の小川玲美子さんの
「1930年代金沢の盛り場の変遷ー尾張町付近と香林坊・片町ー」
と、山瀬初音さんの
「中世加賀国における白山勢力の全体像」
の2本です。
丹念な実証がとても面白かったです。
昭和6年発行の雑誌『モダン金澤』6冊を中心に使った内容は圧巻でした。
スライドのビジュアルも良くて、さすが美大の方ですね。
小川さんの報告は一般向けにもっとお話してほしいと心から思います。
学会報告なのに、年配のおじいさまがたが青春フラッシュバックで、論文の内容と関係ないことをどんどん語りだしていましたから、一般相手にやったらもっとすごいことになるのでしょうね。
山瀬さんの報告は、白山本宮は今までのイメージとはもっと異なる複雑な世界なのだという内容だったのですが、時間が短いこともあってか、その部分はあまり話されずメインの主題だけになってしまっていたのが残念でした。
この内容を活字化されるということなので、それを楽しみに待とうと思います。
こういう場は刺激を受けるので、これからも機会があれば参加したいですね。