あのモーゼが能登の宝達山に来ていた!宝達志水町モーゼパーク

モーゼの墓がなんと、石川県の能登半島にあるということを知ったのはいつの頃だったでしょうか・・・
情報源は確かタモリ倶楽部。
みうらじゅんが青森県のキリストの墓と一緒にモーゼの墓を紹介していたのがきっかけだったと思います。
金沢にやってきて幾星霜・・・
いつかは行かねばなるまい!
と思ってはいたけれど、中途半端に距離があるし、あまりの馬鹿馬鹿しさになかなか足が向くことはありませんでした。
しかし、2015年8月7日。AM5:00。
あまりにも早起きしてしまって何もすることがなかった私は、
時はきた!
そう思ってしまったのです。
これは、そんな気まぐれな朝の記録。
まずは、モーゼについて語るところからはじめましょう。
モーゼとは?
エジプトから虐待されていたユダヤ人を約束の地カナンに連れて行った人。
脱出後、エジプト軍に攻められ、前方は海、後方はエジプト軍という状況。
前方の海を二つに割るという奇跡を起こし、無事脱出を図った奇跡の人。
そしてモーゼはシナイ山に登り、十戒を授かります。
その後、約束の地カナンに向かうわけですが、自身はカナンにたどり着くことなく没してしまう。
何度も映画になっていますし、みなさんご存知かと思います。
しかし実はモーゼはシナイ山に登ったあと、天浮船に乗り能登の宝達山に到着。
ここで十戒を授かったという説があるのです。
そして、時の天皇の娘大室姫と結婚。
数度、宝達山とシナイ山を往復し、583歳で宝達山の三ツ子塚に葬られたのだと・・・
ちなみに、元ネタはかの有名な竹内文書らしいです・・・
*モーゼパーク内案内板より
いざモーゼパークへ
この説に基づいて作られたのが、ここモーゼパーク。
わかりにくいですが、この看板を左折します。
モーゼ森林浴コースもあるのですね・・・
もう何でもありという気がします。
やってきました!
伝説のモーゼパーク!
予想以上に整備されてます!
すぐ近くの末森城は全然整備されていないのに!!!
いろんな意味で衝撃のモーゼパーク。
モーゼパークの駐車場に車を止めてすぐ、
なんか、奥に3本の気持ちギリシャちっくなスペースが!
ここがそうか!
と思ったらさにあらず、ここはただの休憩スペース。
右上のモーゼの絵が描かれている裏までいかなくてはいけません。
三ツ子塚古墳群の2号墳がモーゼの墓なのだそうです。
なんか、めっちゃきちんと発掘とかされてそうな名前なんですが・・・
マジなのかシャレなのかよくわからないこの施設。
とりあえず、本当のモーゼのお墓に向かうことにします。
え・・・
これは・・・
山じゃないか!
朝、出勤前にちょっと遊びにきただけなのに・・・
ワイシャツにスラックス、足元は革靴なのに・・・
手元には水もタオルもなく、アイフォンしかない・・・
やばいかもしれない・・・
そう思いつつも、ここは乗りかかった天浮船です。
革靴で突撃!
どこが小路だ!
とぶ〜たれつつ、革靴で登っていきます。
よくわからないけど、
ミステリーヤードに到達!
ここを登って、もう少し進むと・・・
ありました!
ほんとにこれでいいんですか?
となんども周囲を探してみましたが、やはりこれしかそれらしきものはありません!
大胆に(というか雑に)周囲の木が切り倒されて、整備(らしきもの)がされているのも、ここだけです。
かなり消えかけていますが、かすかに「モーゼ」の文字が!!!
やはりここです。
下のほうはかなり整備されているにもかかわらず、最も大事なお墓がなぜこんな汚い棒切れなんだろう?
という疑問が頭をよぎって離れませんが、なんにしてもモーゼの墓前にお祈りをすることができました。
下山時に、こんな記帳所を発見。
モーゼクラブがあるのですね。
どんな活動をするのでしょうか?
ここでも、モーゼについて教えてくれます。
このあと出社しなくてはいけなかったため、滞在時間は20分ほどでしたが、この周囲はハイキングコースにもなっているみたいです。
ぜひみなさんも一度きてみませんか?
とりあえず革靴でも大丈夫です!