【主宰の雑感】大河ドラマ「花燃ゆ」を見ていて思ったこと。

録画していた大河ドラマを見ていると、明治の初めに起こった萩の乱を描いた会でした。
長州藩は明治維新の立役者だったわけですが、明治維新が起こっても下級武士や農民は豊かになれず、彼らは反乱を起こし長州の人同士が戦う結果になったのです。
最近の世の中は幕末に例えられ、維新を起こそうというような流れもあります。
しかし仮に今現在、維新とやらが起きたとしてもそれが私たち庶民の暮らしをよくするものかどうかは別物だということが過去の歴史から見えてきます。
誰もが幸せになるのでなく、変化に対応できた人だけが幸せになったということです。
では、どんな人が対応できたのでしょうか?
やはり学び続けた人なのだと私は感じています。
劇中でも主人公のみわさんは貧しい女工たちに文字を教えようとします。
しかし女工たちは
「学問なんて必要ない。そんな暇があったら少しでも稼いだほうが良い」
と言います。
私たちはそれを見て、
「文字を学んだほうが良いのに!」
と思いながら見ているわけですが、ふと思ったのです。
よく考えると、今もそんなにかわらないなぁ
と。
確かに文字こそみんな読むことができます。
しかしそれ以上の学びという点ではどうでしょうか?
私の実感として、そもそも本を読む習慣がついている人自体かなり少ないです。
金沢歴活ではフォトリーディングという速読の要素を取り入れたリードフォーアクション読書会の手法を用いた読書会を開催しています。
この活動を通じて苦手な人にも本に親しんでもらえればよいなと思っています。
基本的には楽しみながら、わいわい言いつつ学んでいるのですが、密かにもっともっと本を読む人を増やしてみんなで豊かになれないか!という思いもこの活動にはこもっているのです。