1. HOME
  2. ブログ
  3. 江戸の風邪対策

江戸の風邪対策

歴活代表の安藤竜(アンドリュー)です。

 

今回のテーマは

江戸時代の人々が風邪をひいたときはどうしていたのか?

です。

今回は幕末の金沢の町人、能登屋甚三郎の日記から見てみましょう。

能登屋甚三郎さんは、「十村(とむら)」と呼ばれる農民でありながら村の代官のような仕事をしていた人の事務補助役の仕事をしていました。

この日記を見ていると、能登屋甚三郎さんは元治2(1865)年の1月16日の記事で風邪が悪化したと書いています。

この間から風邪気味だったけれど我慢していたところ、今日の寒さのせいかすごく風邪がひどくなった。
そこで葛根湯を3回飲み、さらに2番煎じも飲んで今晩は汗をかいた

*原文は難しいので筆者が意訳しています(以下同)。

江戸時代も風邪のときには葛根湯を飲んで汗をかくのが良いとされていたようですね。

葛根湯が効いたのか、翌日には能登屋甚三郎さん

風邪は夜の汗のおかげで、今朝は昨日よりだいぶ良くなった。
今晩も前の晩と同じように葛根湯を3回飲んで汗をかいた。

と書いています。

その後、1月20日の記事でようやく

風邪が治ったので、今朝は風呂に入ってきた

と書いていて、葛根湯を飲んで4日で無事完治したようです。

ちなみにこの間、

能登屋さんはずっと寝込んでいたのか?

というと、そうではありませんでした。

記事を見ていると、

役所夕七ツ半時過ニ相済

などと書かれていて、毎日役所にお勤めに行っていることがわかります。

現在のサラリーマンも、風邪をひいたくらいではなかなか会社を休めませんが、江戸時代も風邪くらいでは、仕事を休むことができなかったようですね。

参考文献

長山直治・中野節子監修『梅田日記ーある庶民がみた幕末金沢ー」(能登印刷出版部、2009年)

ご案内

金沢歴活(東京・金沢)のイベントの確認はこちらから

イベントカレンダー

金沢歴活のフェイスブックページもあります。

金沢歴活フェイスブックページ

歴活イベントへの参加は申し込みフォームからお申込みくださいませ

*申し込みフォーム

スピンオフ企画「○○の5冊」へのご参加もお待ちしています。

*「○○の5冊」フェイスブックグループ

関連記事