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宮城谷昌光『介子推』の魅力

あなたの仕事、上司から正当に評価してもらっていますか?

歴活代表の安藤竜(アンドリュー)です。

介子推(かいしすい)の物語は

どんなに素晴らしい上司でも部下のすべてを見て、正しい評価をすることなんてできっこない。

という悲しい現実がテーマ。

介子推は中国の春秋時代の人。

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晋の公子である重耳(ちょうじ)につかえ、人知れず暗殺者から重耳を守った人です。

しかし介子推は自身の功績や能力を誇ることを恥としたため、まったく重耳に功績を気づいてもらえませんでした。

周囲のたいした功績を挙げたわけでもない人間がどんどん取り立てらるのに、自分自身はいつまでたっても昇進できない状況に、

重耳ほどの名君でも部下を正しく評価することができないのか・・・

と世の中に絶望して、故郷の山に隠れてしまうのです。

その後、重耳は介子推の功績に気づき、大慌てで彼を呼び戻そうとするのですが時すでに遅し。

2度と介子推は戻ってくることはなかったのです。

私は最近、就業支援のお仕事もたまにさせていただいています。

そこで感じるのは、最近の若者には介子推のような考え方をする子が多いなということ。

彼らは純粋に、上司が自分を正しく評価するのは当たり前だと思っています。

私のような団塊ジュニア世代には信じられない感覚ですね。

彼らにとって仕事とは、世の中を良くすること。

世の中を良くするための集団であるはずの会社の上司がまさか、ろくに部下の評価もできないなんて想いもよらないわけです。

そして絶望して退職してしまう。

中国史に残る名君の重耳ですらそうだったというのは上司にとっては救いかもしれませんが、重耳ですらできなかったことを私たち普通の人間ができてるなんてありえないですよね。

部下が会社を辞める時、

「最近の若者はこらえ性がない!ゆとりだから!」

なんて言う人がいます。

あなたはその部下のこと、どれだけ見てあげられていましたか?

 

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