節談説教(ふしだんせっきょう)を聞きに行ってきた!

歴活代表の安藤竜(アンドリュー)です。
節談説教(ふしだんせっきょう)ってご存知ですか?
浄土真宗の僧侶が布教のために面白い話などを交えて法話を行ったことにはじまるもので、落語などの話芸のルーツと呼ばれているのだそうです。
言葉に節をつけて話すので、節談説教というんだそうです。
だんだん面白さの方が重視されるようになって、下ネタとかスプラッタのような演出がされるようになったこともあり、基本的には浄土真宗の本山ではやってはいけないことになっているそうな。
今回聞かせていただいたのは、本願寺布教使の杉本智海さん。
場所は金沢の兼六園のほど近くにある石浦神社。
神仏習合という意味でも面白い企画でございました。
まずは神前での読経からスタート。
なんか神前にお坊さんが座っている姿は不思議な印象です。
説教の前に舞をひとさし舞っていただきました。
お経を読んでから始まります。
この節談説教。
能登や近江など地域によって節が違うんだそうで、杉本さんは能登の流れを学ばれたとか。
今回のお話は蓮如上人が吉崎御坊を建てる際のエピソードのお話。
感動的なお話でしたが、今回私が面白いなと思ったのはこの話ではなく、その前段に話していただいた能登に伝わるという、「タイ、タラ、ブリは往生の妨げになる」というお話。
ブリを炊いたら美味しいからというわけではなくて、
〜したい!という欲望や、
〜だったら・・・という後悔やねたみ
しったかぶり、のような見栄をはる心
こんな3つの心をなくしましょうよ。というお話。
ついついなるほどなと思ってメモをしてしまいました。
最後に、杉本さんと一緒に。
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