金沢主計町茶屋街と乃木大将がまさかの縁〜乃木大将と辻占売りの少年〜

歴活代表の安藤竜(アンドリュー)です。
今回のテーマは乃木希典大将と金沢。
意外と知られていない縁についてのお話です。
乃木大将というと明治時代の元勲。
日露戦争の旅順攻撃の司令官として有名です。
また東京の乃木坂や乃木神社の名前の由来となった人物でもあります
ちなみに乃木大将を知ってる人間からすると、乃木坂46というアイドルグループの存在はなかなか衝撃ですし、
乃木神社の絵馬なんかを見ると、乃木神社の宮司さんは心の大きな方であるなと思い知らされます。
まあこれは余談。
そんな乃木大将ですが、じつは金沢とも縁があるのはご存知でしょうか。
浅野川大橋のきわ。主計町茶屋街の入り口に今越清三朗翁出生の地という石碑があります。
たいていの人は、
誰?
という目で素通りしていくのですが、この今越清三朗翁こそ乃木大将との縁の人なのです。
東京の乃木神社には、乃木大将と今越清三朗翁の出会いの場面を描いた銅像があります。
この少年こそ今越清三朗翁の少年時の姿です。
この2人の出会いの話は「乃木大将と辻占売りの少年」というエピソードとして、戦前はかなり有名な話だったようです。
明治24年に乃木大将(当時は少将)は金沢を用務で訪問しました。
そのとき、たまたま辻占を売って生計をたてていた今越清三朗少年に出会います。
*辻占とはフォーチュンクッキーの和菓子バージョンといった感じ
当時8歳の少年が一所懸命に一家の生計をたてるべく商売に励んでいる姿に感銘を受けた乃木大将。少年を励まし金2円を手渡します。
今越少年はこの恩を忘れず努力を重ね、金箔製造業で財をなすことになるのです。
*より詳しいエピソードはこちら
主計町茶屋街からひがし茶屋街に向かう際には必ず通る場所ですので、ぜひ一度そんなエピソードに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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