金沢歴活3周年&150回記念イベント「加賀藩職制双六大会」を開催しました。

歴活代表の安藤竜(アンドリュー)です。
7月20日は金沢歴活150回記念でしたが、よくよく調べてみると、第1回が7月19日でしたので、3周年でもありました。
前回の100回記念の際は「戦国武将ドラフト会議」という企画を行いましたが、今回もみなさんと遊んでみたいと思い、テーマは「加賀藩職制双六大会」としました。
これは、以前に職業訓練の観光コースの講義で一度試したことがあり、異常に盛り上がったので歴活のみなさんとやったら面白いんじゃないかなとずっと温めていた企画だったのです。
「加賀藩職制双六」とはこんなもの。
スタートの新番から始まり、御用番まで登り詰める出世双六です。
欲しい方はこちら前田土佐守家資料館にて500円で購入できますよ。
ルール説明
では、まずはルールの説明です。
まずは新番から始まり、御用番を目指すゲームなわけですが、普通の双六とちょっと違うのは、マスの上に数字があり、この数字の役職のマスに異動することになります。
そして、下の役職だと一から六まで異動可能ですが、上に上がれば上がるほど、なかなか異動ができない仕組みになっています。
例えば、上の写真の学校奉行だと一か二を出さないと、ずっと学校奉行のままなわけです。
たぶん、当時も学校奉行はあまり人の入れ替わりがなかったんでしょうね。
あと、恐ろしいのは「御免」とか「隠居」です。
「御免」は御役御免。つまりは役職が外れるということ。
そして「隠居」はその名の通り、退職することになるのでゲームオーバーです。
つまり、御用番に上がれないまま「隠居」してゲームオーバーというトラップが仕掛けられているのです。
ほか、スタートから「七篇抜け」ようは七回休みなどの尋常じゃないトラップがあるなど、なかなかシビアなゲーム設計となっています。
さあ、ゲーム大会スタート♫
ゲーム実況のようなもの
まず、早速今回も発生しました「七篇抜け」!
歴活初参加の中川さん。
7回休みの尋常じゃない長さをかみしめます。
ゲームはまだ序盤戦の8巡目。
動きが出ます。
第3木曜日担当の山本晃司さんがまさかの「隠居」!
あまりに早い隠居であります。
物頭御広式御用人でフィニッシュ。
江戸幕府では広敷用人と書き、大奥と外の取次を行う役職です。
このあたりから、坊さんモトヤさんと「御免」が続き、小川さんは「一篇抜け」が連発。
少し膠着状態となります。
その後、
また動きが出ました。
坊さん「隠居」!
定番頭でフィニッシュです!
定番というのは城の見張り係。その頭だからリーダーということですね。
その後、中川さんがまたもや「五篇抜け」となり、その間、小川さんが御算用奉行から御免となります。
そして、とうとう小川さんも「隠居」!
定番頭並でフィニッシュですが、より高位の役職である御算用奉行まで上り詰めたということで、最終職歴は御算用奉行ということになります。
算用奉行というのは、『武士の家計簿』で有名になった役職ですが、ようは経理部長ですね。藩の財政を預かる大事な役職です。
さて、あとは中川さんとモトヤさんの一騎打ち!
先に脱落したのは中川さん。
寺社奉行にてフィニッシュです。
最後まで頑張ったのはモトヤさんですが、モトヤさんも結局公事場奉行という公共事業を担当する建設大臣のような役職でフィニッシュ。
結局、だれも御用番まで昇進できないという、まさかの結果となりました。
最終順位です。
1位 モトヤさん 公事場奉行
2位 中川さん 寺社奉行
3位 小川さん 御算用場奉行
4位 坊さん 定番頭
5位 山本さん 物頭御広式御用人
ちなみに、今回は安藤竜(アンドリュー)の奥様が先月ベルギーに行っていたので、ベルギーお土産が参加者にプレゼントされました。
そして、お手製の150回記念誌も配布!
なんと150回の全テーマ付き♫
最後はいつものモーニングタイム。
久々の集合写真♫
これからも歴活をどうぞよろしくお願いいたします。
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