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手を叩く音が赤ん坊の泣き声に変わる!巨大武家屋敷裏門の怪(金沢の怪異・怪談シリーズvol.2)

時は江戸。金沢城下町。

加賀100万石の前田家を支える8つの名家があった。

その名も加賀八家(かがはっか)。

その加賀八家のひとつ村井家。

1万6500石を領する大名クラスの家だ。

現在の長町武家屋敷跡の端。中央小学校のある場所が村井家の屋敷跡になる。

村井家裏門の怪

『金澤古蹟志』によると、

この村井家の露地門のそばで手を叩けば、その響きが赤ん坊の泣き声と同じように聞こえるといって、物好きな者たちが深夜にここに来て叩いているとのこと。
世の人は、キツネやタヌキの仕業だというが、こだまが響くもので、ほかにもその土地の景気によってこだまのように聞こえることがあるという。

とある。

*『金澤古蹟志』第8編巻22より。原文はこちらから

加賀八家の村井家の門前長屋が続く南側。

金沢銅器会社があった方角の土塀の中央に露地門があった。

そして露地門のそばで手を叩くと、その響きが赤ん坊の泣き声のように聞こえたという。

しかし別に恐がられていた訳ではなく、わざわざ夜中にやってきてはパンパン手を叩いて遊ぶ者たちが結構いたらしい。

アホである。

とくにそれによって祟りとかもなかったようだ。


なんじゃそりゃ!

という感じの話だが、まあ何にしても江戸時代の金沢人にも結構アホがいたらしいということは喜ばしい限りであります。

現在ではいったいどこにあたるのかを推定する

村井家は長町武家屋敷跡の端っこで、現在の中央小学校のある場所。

その南側の金沢銅器会社があった方角と『金澤古蹟志』には書いてあるのだが、銅器会社っていつの話よ・・・

明治27年にはなくなった会社なので、場所が正直よくわかりません。

しかし、金沢の最強ボランティアガイドさんのブログによると、

どうも現在は足軽資料館の向かいにあるこの建物が銅器会社の場所だったんだそう。

つまりこのビルのある方角に露地門があったことになる。

*小松市仙叟屋敷

ちなみに露地門ってのは、こんな感じの門ね。

つまり場所としては、

このあたりでありましょう。

 

ということは長町六の橋のある交差点。

ここだと推定できます!

古地図アプリ「古今金澤」で見るとこんな感じになります。

 *古地図アプリ「古今金澤」のダウンロードはこちらから

ルートとしては片町方面から長町武家屋敷跡を散策し、足軽資料館を見てから、尾山神社の方角へ向かおうかという場所ですね。

周辺には西村鮮魚店や熊田屋酒店があります。

この鮮魚店は地元民はかなり御用達のおすすめ鮮魚店。

酒店は石川県の地酒のラインナップが素晴らしい。

鮮魚店でパックの刺身を買って、酒店で地酒を買い、ホテルでさらに一杯飲むというのも乙な金沢の楽しみ方でありましょう。

お近くの金沢ニューグランドホテルにご宿泊の際は、一杯飲んだあとの真夜中、ここまでお散歩がてら手を叩いてみてはいかがでしょうか。

もちろん私はやりましたよ。

真夜中に。

その結果は・・・

ぜひみなさんも、周囲に迷惑のかからない範囲でやってみてくださいませ。

文責:安藤竜(アンドリュー)

 

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