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源平合戦の英雄!斎藤別当実盛をたどる旅

みなさんご存知でしょうか?

斎藤別当実盛という武将のことを。

幼いころ木曽義仲の命を助けるも、源平合戦時は平家につくことになったため、篠原の戦いで木曽義仲と対決。
その際に、老将だと馬鹿にされないために白髪を黒く染め、まるで若武者のごとくがむしゃらに戦い抜き、味方がすべて敗走する中もたった一人戦場に残り戦い続けた男。

その姿はまるでキングカズのよう。

今回はそんないくつになっても熱く戦い続けた男、斎藤別当実盛の足跡をたどる旅。

*斎藤別当実盛については過去の記事も参照ください
 キングカズは現代の斎藤別当実盛である

まずは東京からスタートです。

東京文京区 実盛坂

文京区にある実盛坂。

*詳細は過去の記事を参照ください
 東京文京区の住宅街に斎藤別当実盛の史跡をたどる旅

住所:東京都文京区湯島3丁目21

GoogleMapによると、東京メトロ千代田線湯島駅からすぐ。

湯島付近は長井庄という斎藤別当実盛が元々支配していた庄園だったところ。そのためこの坂の下に実盛塚があったという伝承があり実盛坂となったんだそうです。

では一気に最後の戦いの舞台、石川県にとびましょう。

石川県加賀市 鏡の池

石川県加賀市深田町にある鏡の池。

住所:石川県加賀市深田町

GoogleMapで見るとこんな感じなのだけど、こんなのでわかるでしょうか?
ちなみに私は結構迷いました。

鏡の池には駐車場がありません。
近くに、こどもの広場という場所があるので、こちらで車を停めて歩いていくことになります。

この鏡の池は、斎藤別当実盛が最後の戦いに向けて白髪を黒く染める際に使った鏡が沈められています。
年に一度の池の清掃の際だけ鏡を見ることができるのだそう。

私も一度は見てみたいものです。

最後の戦いの舞台 篠原古戦場

最後の戦いの舞台となった篠原古戦場跡。

斎藤別当実盛が手塚光盛に討ち取られ、その首が本当に斎藤別当実盛のものか確かめるべく、黒髪の首を洗ったとされる首洗池。

実盛の兜を祀っているお堂。

そして、命の恩人の斎藤別当実盛を討ち取ってしまった悲しみに打ちひしがれる木曽義仲とその主従の像があります。

知らなければただの不気味な武将が首を抱いている像ですが、ストーリーを知っているともう涙なしには見ることができません。
晴れた日よりも雨の日に見ると、なぜかさらに気持ちが高ぶりますね。

住所:石川県加賀市柴山町63

GoogleMapでは首洗池で出てきます。
北陸自動車道の片山津ICを降りて片山津温泉に向かう道すがらにあります。

近隣は手塚町やら源平町などの地名があったり、

源平橋もあります。

源平食堂もありますので、こちらで丼物などを食べて腹ごしらえも良いですよ。
実際は裏側に綺麗な店舗がきちんとあります。ご安心を。味もなかなかです。

斎藤別当実盛のお墓 実盛塚

篠原の戦いで討ち取られた斎藤別当実盛。
実盛が葬られた場所とされるのが、この実盛塚です。

中世の頃、遊行上人がこの篠原の地にやってきた際、実盛の亡霊があらわれ、遊行上人が回向したら成仏したという伝説があります。
のちに世阿弥が「実盛」という能の作品に仕上げています。

個人的には、実盛さんは亡霊になるような男じゃないやい!

なんて言いたくなるのでありますが、まあそこはとりあえず置いておくことにしましょう。

住所:石川県加賀市篠原新町

一度、片山津ICの方に戻って、鏡の池の方角に向かいます。

ちなみにこの実盛塚の入り口。
とっても狭いので車で前を通ると非常にわかりづらく、私は何度も通り過ぎました。

片山津IC方面から行くと、手前に駐車場がありますので、そこに車を停めてゆっくり歩いていくと左側にこの看板が見えますので、ご参考までに。

ちょっと寄り道 片山津温泉総湯

住所:石川県加賀市片山津温泉乙65−2

新しくできた片山津温泉の総湯がめちゃくちゃ良いです。おしゃれ。
写真はあまりにも天気の悪い日のものなので、通じないかもしれませんが本当におしゃれです。

温泉に浸かって、まちカフェでのんびりお茶するのはかなり贅沢な時間だと思います。
ぜひタオル持参で寄ってみてはいかがでしょうか。

石川県小松市 実盛の兜が奉納された多太神社

多太神社と書いて「ただじんじゃ」と読みます。

住所:石川県小松市上本折町72

GoogleMapで見ると、小松駅から加賀方面に少し戻ったあたり。

斎藤別当実盛が鏡と筆で、これから白髪を黒髪に染めようというシーンの銅像。

源平合戦おたくの松尾芭蕉が訪れています。

奥の細道って源平合戦の聖地巡礼だったんじゃないか?

なんて最近私は思ってしまうのですが、この多太神社で読んだ句が、

「むざんやな 甲(かぶと)のしたの きりぎりす」

ちなみに実際にここで読んだのは

「あなむざん かぶとのしたの きりぎりす」

で、「奥の細道」に載せる際に「むざんやな」に変えたとも言われており、多太神社には「あなむざん」タイプの句碑もあります。

もちろん顔はめパネルもありますよ。

予約必須! 多太神社宝物館

個人的には宝物館をぜひ見て欲しいのですが、こちらは要予約です。

電話:0761−22−4089

奉納された斎藤別当実盛の兜(写真は複製ですが本物はちゃんとあります)や木曽義仲の使った鏑矢。

最後の戦いなので大将の証である赤地錦の直垂を着用して戦うことを直訴した斎藤別当実盛。
着用を許され、実際に実盛が着た赤地錦の直垂。

代々の遊行上人が実盛供養を行った際の回向札。

斎藤別当実盛の娘「山吹」が筆記したとされる兜の寄進状。

このように多太神社宝物館、斎藤別当実盛のファンにはたまらない内容となっています。

これは絶対に見なくちゃ!です。

多太神社近くでおしゃれなランチを ARU

さて、多太神社で斎藤別当実盛を堪能したら、そろそろお腹がすくかもしれません。

そんなときにはこちら、ARUさんなどいかがでしょうか。

住所:石川県小松市大領中町1丁目227

おしゃれなイタリアンでランチ。

渋いテーマの旅のときほど、おシャレなお店でのランチは必須!
食器はすべて、魚津悠さんという金沢の作家さんの作品が使われています。

見た目も味も素敵なランチを楽しんでくださいね。

*過去の記事もどうぞ
 小松の多太神社に行ったらここに行こう!新オープンのイタリアンARU

おまけ 北陸自動車道 尼御前SA 

実際に写真をとっておらず、ポケモンGO!のポケスポットのスクリーンショットで恐縮ですが、

北陸自動車道の尼御前SAのファミリーマート前には、やはり松尾芭蕉の「むざんやな・・」の句碑があります。こういったものも、実盛ファンとしては嬉しいものです。
ぜひ寄っててみてくださいませ。

さて、いかがだったでしょうか。
源平合戦の英雄の一人、斎藤別当実盛をたどる旅。

ぜひみなさんも楽しんでみてはいかがでしょうか。

文責:安藤竜(アンドリュー)

主な参考文献

安藤竜「北陸源平合戦物語vol.3平家の名将斎藤別当実盛ゆかりの地!多太神社と篠原古戦場」(『Coupling2017年3月号』)

細井勝『北陸平家物語紀行』(2011年、北國新聞社)

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