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連歌巻こうぜ!気楽に連歌入門 その四 連歌実践編

連歌入門。第四回は連歌実践編です。

 第一回 連歌用語編〜用語を知って連歌師になりきろう
 第二回 連歌式目編〜連歌のルールを知ろう
 第三回 連歌準備編〜準備をしたら楽しいもの
 第四回 連歌実践編〜カラオケのように連歌を巻こう

前回は実際に連歌会を開催するにあたって準備すると楽しいものを紹介しました。
今回は実践編です。
実際に連歌会を開いてみましょう。

招待する人数は最低2人。
できれば自分を入れて5人くらいいると楽チンだし楽しいですよ。

会の名前を決めよう

では、いよいよ連歌会を始めるわけですが、まず最初に考えると楽しいのは連歌会の名前です。
別になくても良いのですが、何かしら決めておくと楽しいものです。好きな名前をお好みでつけてください。

私は今のところ、毎回、会の名前を変えるということをやっていますが、基本的には会の名前は同じで、「・・連歌の会」のうちの「・・の巻」

とするのが一般的なようです。

「・・の巻」の「・・」は発句のワードからとることが多いようですね。

式目(ルール)を決めよう

第二回 連歌式目編〜連歌のルールを知ろう

第二回で式目(ルール)の解説をしましたが、その式目のうちどれを採用するのかを決めます。
慣れている人が多ければ複雑に。初心者だらけなら徹底的に簡単にするのが良いですね。

私の場合は、さらにグランドルールとして、「古今和歌集」から歌をパクっても良しというルールを追加しています。
これがあると、かなり気楽に参加できるようです。

そして、とにかく楽しむ。褒めあう。というのが大事です。
カラオケでも、

「上手〜♫」「いい歌だよね〜」

なんて、よく言いますよね。あれです。

連歌は下手くそな歌を詠んだらバカにされるんじゃないか?
って、すごく緊張してしまう遊びです。
参加者にその緊張感を無くさせるよう仕向けることが一番大切なことです。

何首詠むのかを決めよう

まずは何首詠むのか?
ですが、初心者は半歌仙(18首)が良いと思います。
なんてったって名前がいいですよね。「半歌仙」。

慣れれば1時間半くらいで18首までいくと思いますが、最初は10首くらいで力尽きるかも。
でも、それはそれで楽しければ良し!
です。

月・花の定座を決めよう

そして月と花の定座を決めます。

花は4句から17句までのどこかで1箇所、月は4~6句までで1箇所、7~17句までで1箇所決められます(どちらか1箇所だけでもよいです)。
花は最後から2つ目に設定することが割りと多いようです。
一番盛り上がる歌が詠まれる場所なので、クライマックスに設定されがちですね。

月は割と気楽に入れていけば良いのではないでしょうか。

詠む順番を決めよう

つぎは発句です。

慣れている方がいれば、その方が詠めばよいと思いますが、普通はそんな人はいないはず。
では、その日の雰囲気にあう和歌を「古今和歌集」などから探しましょう。

そうして2首目の脇句から詠むことを脇起り(わきおこり)と呼びます。

脇句を会の亭主か順番の方が詠んで、次からは思いついた順に詠むか順繰りに詠むかを決めます。

最初は順繰りに詠む膝送り(ひざおくり)が良いでしょう。

初心者がいる場合は、まずは全員が一度無理やりでも詠んでおくことが大事です。

そして、連歌は初めて詠む一首目が非常に大事だと私は思っています。ここでけなされてしまうと、初めて彼氏に作った手料理で「まずい!」と言われた女子のように、「二度とやるまい!」となってしまいます。

人生初連歌の一首目は、徹底的にみんなで褒めあいましょう。

すべてはそこから始まります。

男性も恋の歌を楽しもう

無事一巡したら、もうあとは気楽なものです。

季節や恋の歌をみんなで楽しみましょう。

ただ男性はあまり恋の歌を詠まない傾向にあるようです。
自分の過去の恋を告白するような気持ちなのかもしれませんが、カラオケで恋のバラードを歌っても別に自分の恋愛がこんなんだったなんて誰も思わないように、連歌の恋の歌も架空の恋愛です。

気楽に楽しむのが一番です。

まあ、たまに本気でリアルな恋を詠むのも面白いと思いますけどね。
高校生のころカラオケで必ず

「今の気持ち歌います!」

と言って、今の心境にぴったりな歌をセレクトして歌う友人がいましたが、あれはあれで楽しかったなあと。

最後に

最後に、それぞれ詠んだ歌を和紙に記録すれば連歌会は終了です。

和紙を横に折って、表は会名と日付・会場、そして第六句まで。
裏は第七句から挙句までを記録します。
連歌の場合はどうかわかりませんが、香道だと男性は漢字で名前だけ、女性は仮名で「子」は省くというルールがあるので、一応そのルールを採用して書いてみました。

*写真は最後に日付を書いていますが、お許しくだされ。

ワードですべて入力して、それぞれに共有しても良いですね。
ボーリングの成績表みたいで楽しいと思います。

いかがだったでしょうか。
初心者が一回ワークショップを体験しただけで連歌会を主催し、まずは三回やってみた経験をもとに書いてみました。

本格の方から見れば、変な部分は多々あろうかと思いますが、お許しいただければと思います。
とにかく連歌は楽しいので、皆さんもぜひ気楽に連歌会やってみてくださいね。

実際に連歌を詠んだ様子はこちら
望月連歌之会を開催しました

私が参加したワークショップはこちら
平成和歌所

文責:安藤竜(アンドリュー)

参考文献

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