ゆとり派vsロスジェネ派+バブル派の関ヶ原は起こるのか?

ダイヤモンドオンラインでこんな記事を見ました。
会社員になって2年目の20年近く前、同じようなことを言っていた先輩社員の方がいたなあ。
そして収益力の高め方の方向性をどうするか?
ポイントはそこじゃないかなと思うのです。
領地拡大志向の戦国時代型なのか、単位面積あたりの収穫量拡大の江戸時代型なのかっていうね。
今はまだ、戦国時代型でやろうという企業が多いのかな。
でも領民の社員たちはもう戦国の世はいやだと、いくさはいやだと言っている。
でも戦国の世だから、戦国武将たる経営者は戦わなくてはならない。
そんなジレンマなんでしょう。
どれだけ内政を施して良い政治を行っても、いくさに負けてしまえばすべてを失う。農民は内政さえしてくれりゃ、武士は武功に報いてくれれば誰が領主でもかまわんけど、大名本人はそういうわけにはいかんからね。
その恐怖から、いくさを続け、内政がおろそかになっているのでしょう。
その行き着く先が「ブラック企業」化ということになる。
目次
失われた20年という戦国時代と私
そして、私も最初、室町幕府が滅びつつあることを知らず室町幕府の役人(地方都市の博物館の学芸員)になることを目指していたら、あっさり足利家は滅び、結果的にそれなりに名家の流れではありつつもおもいっきり弱小大名(株式会社ロッテリア。一応ロッテグループだけど・・・)に仕える羽目になったため、武芸を磨き少しでも大大名に仕えるべく死に物狂いで武功を上げてきたわけです。
武芸を磨くため、孫子の兵法書よろしくビジネス書とかもめちゃくちゃ読みましたし、失敗もたくさんしました。
そして、なんとか流通界の織田軍団と言っても良い企業(株式会社セブン−イレブン・ジャパン)に仕えたのち、今は「へうげもの」の古田織部よろしく武人ではなく茶人(金沢歴活代表)として生きようとしています。
ブラック企業の基準の変化と戦国の終わり
しかし、最近は少しずつ「ブラック企業」の基準が変わり、「いくさをする戦国武将=ブラック企業」という感覚にまで行き着いている若い人を見かけるようになりました。
いくさで武功を上げて生き延びよう!というよりも、もういくさはイヤだ。という感覚の方が強くなってきています。
営業=いくさではなく、経理=内政をやりたいという男子の相談を最近よく聞くようになりました。
福島正則や加藤清正じゃなくて、石田三成になりたいという感覚かな。
実際、最近石田三成が見直されていますよね。
ここまでいくと、戦国の世もほぼ終わりが近づいているなという感があります。
大企業の合併の進展と戦国大名の秀吉の家臣化
ということは、多くの戦国武将=経営者は、独立独歩の戦国大名から豊臣秀吉の家臣となる道を受け入れる覚悟が今後、求められるのかもしれない。
「ホワイト企業」であるということは、秀吉になるか秀吉の家臣になることを受け入れることの2択。
その中間は伊達政宗が秀吉に頭を下げたように、受け容れられることはないということになる。
これは経営者にとっては苦しい決断だと思う。
なんのために戦ってきてきたのだ!
と言いたくなるくらいに。
でも歴史の流れは残酷なまでに時計の針を刻む。
悲しいことだけれども。
そして最近話題の事業承継の問題も、毛利両川じゃないけれど大会社に吸収されていく形で承継される中小企業も多くなるんだろうね。
ゆとり・ロスジェネ・バブルの世代間対立と関ヶ原
そしてもし今後、関が原が起きるとしたら、
ゆとり派(三成)vsロスジェネ派(清正)を取り込んだバブル派(家康)
の戦いとなるでしょう。
そして、そうなった場合、関ヶ原の敗北によってゆとり世代は潰され、勝利の功績によって一時的に幸せを得たロスジェネ派もバブル派に改易にされ、バブル派の天下となる。
こんなイフです。
ということは、世代別にやるべきことは、
○ゆとり・さとり派
経理だけでなく営業の力も身につける。
真面目もほどほどに。
飲み会には参加する。
○ロスジェネ派
営業の数字ばかり見ないで経理の人にも優しく。
目の前の仕事だけじゃなく勉強する。趣味をもつ。加賀藩的生き方。
ゆとり派のもやもやを察してあげる。
○バブル・新人類・しらけ派
いまのままゆかれよ。
勝ち逃げるのみ。
こんなところでしょうか。
ロスジェネの私としては、こんなイフが現実とならないように、みなさまお気をつけくださいませ。というばかりです。
もし現実になるようでしたら、私は大谷吉継となる予定です。
下克上を狙う人はお早めに
そして、下克上を狙いたい人。
もう時間はあまりないよ。急いで!
秀吉になるのはもう厳しいかもしれないけれど、頑張って遅れてきた戦国大名・伊達政宗くらいにはなりましょうね!
れっつぱーりぃ♪
文責:安藤竜(アンドリュー)
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