自分のルーツを探る!ご先祖様調査をお手伝いさせていただきました!vol.1

自分のルーツを探る旅。
自分は一体どこから来たのか?
とても興味深いですね。
先日、お2人の方のルーツ探しをお手伝いさせていただきました。
私自身は10年ほど前。
父を亡くした際に、自分のルーツを探したいと思い調査を始めました。
そのときの方法を少しでも共有できたらと思い、今回お手伝いをさせていただきました。
まずはT.Uさん。
彼はほとんど親御さんからもご先祖のお話を聞かされていない様子でした。
そこで、まずお願いしたのが戸籍を取り寄せること。
ご先祖様調査では、今現在の戸籍の前に転籍した住所での除籍簿・改正原戸籍を取っていく作業が基本となります。
除籍簿・改正原戸籍というのは、普通はあまりとることがありませんが、現在の戸籍制度になる前の古い戸籍のことです。
これをたどっていくことで、幕末くらいまではたどることができるのです。
しかし自治体によっては保存期限を過ぎてしまい、廃棄されている可能性もあるのでその場合はそこでストップとなります。
私の場合は愛知県の知立市でもう廃棄されてしまっており、そこで止まってしまいました。
多くの方は、この戸籍をたどるくらいで限界のことが多いです。
でも江戸時代まで辿れそうな人もいます。
今回2人目にご相談を受けた小島さんは、すでに除籍簿などを取り寄せたことがあり、江戸時代の当主は「定右衛門」という名前だったこと。
また、江戸時代は輪島市の河井町というところにいたらしいということまでご存知でした。
そうなると、一気にたどることができます。
まず輪島市ですと、結構江戸時代の古文書が残っています。
輪島市史などの自治体史から、図書館、博物館などを調べていきます。
今回はびっくりなことに、インターネットから調査のヒントを得られました。
インターネット上で公表されている論文です。
*泉雅博「津波資料として読み解く「輪島町絵図」〜津波の記憶と記録をめぐって〜」
ここに江戸時代の輪島市河井町の絵図が載っており、そこに「定右衛門」の文字があったのです。
これで、今では輪島の朝市が開かれているあたりに、小島さんの御宅があったことがわかりました。
またこの古文書は輪島市の住吉神社に残る古文書ということもわかりました。
これからは、この古文書を調べていくことで、さらにいろいろなことが分かっていくことでしょう。
楽しみです♫