阿部智里の八咫烏シリーズを読んでいたら、猿鬼伝説の里に行きたくなった件

歴活代表の安藤竜(アンドリュー)です。
最近、奥様の影響で阿部智里さんの八咫烏シリーズを読んでいます。
ひとまず第3弾まで読んだのですが、この3冊目では人を食べる猿との戦いが繰り広げられていてなかなか面白かったのですが、ふと能登にも神が猿を退治する話があるなあと思い、いい機会なのでご紹介しようと思います。
ストーリーとしては、
能登町の岩井戸という洞窟に住んでいた猿鬼。
牛馬を食べたりしまいには人を食べてしまうなど村々を荒らしまわるので、気多大社の大明神を大将に退治をすることになります。
この戦いで一番活躍するのが輪島の三井にある大幡神社の神杉姫。
神杉姫は、白い布をまとい舞を舞って猿を岩井戸からおびき寄せます。
その後、神杉姫は漆が体に塗られて弓がきかない猿に対し、弓で目を狙うことで猿を弱らせます。
そして最後には、渡辺綱から借り受けた名刀鬼切丸で猿鬼を退治するのです。
名刀鬼切丸で切った猿鬼の首を埋めたのが鬼塚。
能登町の大箱地区の川沿いにあります。
つくしやふきのとうがいっぱい生えていましたよ。
春だなあ。
そして、猿鬼の霊を祀ったのが岩井戸神社です。
階段を降り、
さらに鳥居をくぐると
川沿いに社殿が。
朱塗りの橋を渡ります。
ご利益がよくわかりませんが、猿鬼の冥福をお祈りしました。
由来はわかりませんが、御神木なんでしょうね。
岩井戸神社付近は集落ごとに猿鬼伝説にまつわる石碑があって、解説が施されています。
一布という集落は、神杉姫が白い布をまとって踊ることで猿鬼をおびき出しましたが、その布を献上した村人が住んでいた場所がのちに「一布地」と呼ばれたことに由来するのだそう。
八咫烏シリーズが好きな人には、ぜひ猿鬼伝説オススメです。
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