美貌の女武者巴御前。義仲の死後、南砺市福光で91歳の生涯を終える

歴活代表の安藤竜(アンドリュー)です。
以前、Couplingという雑誌に木曽義仲について書いたことがあります。
木曽義仲と共に戦場を駆け巡った女性として知られる巴御前。
美人な上に強いというすごい方ですが、宇治川の戦いで敗北後、義仲は巴午前は女なので落ち延びよと言います。なかなか言う事を聞かない巴御前でしたが、最後には折れて東国へ落ち延びます。
巴御前は、木曽義仲が亡くなってからどうしていたのでしょうか?
じつは落ち延びた後に源頼朝から鎌倉へ呼ばれ、和田義盛の妻となったという伝説が「源平盛衰記」では語られます。
そして後に、福光の石黒氏の元に身を寄せて91歳で生涯を終えたというのです。
今回はそんな伝説のある福光を訪れてみました。
福光城趾でうぐいすの鳴き声に癒される
福光城趾。
結構寂しい場所でした。
どうも一度、一向一揆との戦いで荒れ放題となってしまったんだそうです。
夕方に訪れたのですが、ずっとうぐいすが
ホーホケキョ
と鳴き続けていたのが印象的でした。
つぎに訪れたのが、
巴塚の松。
91歳で亡くなった際、遺体を葬った塚に植えたのがこの松なのだとか。
「巴当時の松とすれば」という書き方が苦心の作という感じですが、たとえ違っていたとしても植えた方の想いがすでに歴史だと思うのです。
福光城趾
住所:富山県南砺市福光4698
巴塚の松
住所:富山県南砺市福光1194−12