神話戦隊カミレンジャー見参!

みんな、スーパー戦隊シリーズって知っているかな?
日本の特撮テレビドラマシリーズだよ。
およそ40年にわたって放映されていて、数名のチームが、色分けされたマスクとスーツで武装したヒーローに変身し、主に赤色のヒーローを中心として敵と戦う話しがドラマの基本コンセプトになっているんだ。
そのスーパー戦隊シリーズの第1作目は「秘密戦隊ゴレンジャー」、変身ヒーロー作品に登場するという要素を取り入れて、5人のヒーロー(そのうち1人はヒロイン)が最初から登場するという要素がうけて、全84話2年間というスーパー戦隊シリーズでの最長放映記録を誇っているんだ。
今日はそのゴレンジャーのキャラクターによく似た?「神話戦隊カミレンジャー」を紹介するよ!
まずはゴレンジャーのキャラクターをおさらい
まずはひととおりゴレンジャーのキャラクターをおさらいしてみよう。
あ、「カテゴリ:お笑い」は忘れちゃだめだぞ!
アカレンジャー:リーダー
優れた決断力と統率力を持つ義理人情に厚い熱血漢。格闘能力と指揮能力に秀でていて、ユーモアのセンスにも富んでいるんだ。いつも正々堂々としていて、ときには敵の黒十字軍にも情けをかけるけど、騙し討ちなどの卑怯な手段を使う者は決して許さないぞ!
アオレンジャー:サブリーダー&クールな二枚目
メカの操作や乗り物の操縦に長けているんだ。人間嫌いでメカ好きだけど、子供には優しいんだぞ。いつも気障なことばかり言ってて斜に構えた冷たいやつのようにみえるけど、実はチームワークを大事にしていて仲間からの信望も厚いんだ!メカの操作が得意になったのは別の仕事が忙しくてどうしても別撮りになるおとが多かったかららしいぞ!
キレンジャー:ムードメーカーな三枚目
力自慢で相手を投げ飛ばす戦闘スタイルが多いけど、性格は純朴で女性や子供には特にやさしいぞ、だけどそこが弱点にもなるんだ。ああみえて精密機械や通信関係のスペシャリストだし、洞察力も高くて機転も利くけど、なぞなぞは苦手なんだ。
カレー好き。ただし、2代目のキレンジャーはカレーよりナポリタンやあんみつが好きで釣りが趣味なんだぞ!
ちなみに戦隊モノのイエローはカレー好きのイメージが強いけど、本当にカレー好きなのは初代キレンジャーだけなんだぞ!
モモレンジャー:紅一点のハーフ
香水はシャネルの5番、髪型はもちろんロングヘアーなんだぞ。
女性だけど戦闘能力も当然高く、しかも武器開発と爆発物処理のスペシャリスト。ゴレンジャーストームはモモレンジャーがつくったんだぞ!
ミドレンジャー:マスコットキャラクター
モモレンジャーから突然情報量が少なくなるけど気にしちゃだめなんだぞ。
動物や自然をこよなく愛する、一番の若手。その為か血気盛んな面が強くでてしまうけど、持ち味のスピードを駆使した戦闘スタイルで敵を倒すよ、あ、そしてなぞなぞが得意なんだ!
神話戦隊カミレンジャーをご紹介
じゃあここで神話戦隊カミレンジャーを紹介しよう!
レッド :タケミカヅチレンジャー
ブルー :オモイカネレンジャー
イエロー:アメノタヂカラオレンジャー
ピンク :アメノウズメレンジャー
グリーン:オオクニヌシレンジャー
この5名だ!
レッドはやっぱりタケミカヅチ。
タケミカヅチは剣の鍔(つば)からしたたる迦具土神の血から生まれた戦いの神様。レッドにぴったりだね!
オオクニヌシに国譲りをせまったんだ!
ブルーはオモイカネ。
アマテラスが天の岩戸にこもった時、知恵を巡らしたんだ!クールな参謀タイプのブルーにはぴったりだね。
イエローはアメノタヂカラオ。
天の岩戸からアマテラスを引きずりだした腕力の神様だよ!
2代目イエローはサルタヒコだ。
ピンクはやっぱりアメノウズメ。
天の岩戸の前で舞を披露したアメノウズメはヒロインにふさわしいよね!
最後はグリーン。オオクニヌシだ!
実はオオクニヌシって末っ子キャラ。
出雲神話は「荷物もっとけ」とか言われたりしてパシリ扱いを受けてたオオクニヌシの成長物語でもあるんだ!
あと因幡の素兎の話があるように、動物をすごく愛した男でもあるんだ!
5人あわせてカミレンジャー
さて、今回登場したカミレンジャーはみんなあることに関わっているってわかったかな?
実はカミレンジャー、古事記ではみんな「出雲の国譲り」に関わっているんだ!
え?オオクニヌシレンジャーは国を譲ったほうだろう?って
だからだよ、オオクニヌシレンジャーが治めていた葦原中国は、レンジャーが言向和平(ことむけやわす)、つまり武力でなく言葉の力によって、レンジャーに守られたアマテラス様の子孫に国を譲る。
そうやって葦原中国はみんな協力し合って、真に永遠に豊に葦が生い茂る瑞々しい稲穂が実る、豊葦原千五百秋水穂国(とよあしはらのちいおあきのみずほのくに)になるんだ!
我が國は天の安河(あめのやすのかわら)で引きこもりのアマテラス様をどうしようかと神様会議を開いた時からずっと「しらす」國、つまり「知らせ」を聞いたみんなが情報を共有化し、互いに必要な役割を定め、みんなで一致団結、協力しておさめる國なんだ。だからこそ、今もキャラクターの違う不完全なヒーローやヒロインが、自分の特技を活かしながら協力し合い強くなっていく戦隊シリーズが受け入れられるのかもしれないね。
ではみんな、どうだったかな?
何?難しかった?それは勉強が足りないな・・・じゃなくて、心配しなくてもいいよ、今回覚えておかなきゃならないことは「このカテゴリはお笑い」・「我が國はしらす國」・「黄色はカレー」だけだから!
もしそれ以外に必要なときがきたらきっと仲間が助けてくれるさ!
じゃ、また会おう!
*今回の戦隊物企画は我が國の神々への多大なる崇敬が前提である、決してないがしろにしたりあざわらったりするものではないことを強調させていただきます。
また、この内容を他の人に話すときのお取り扱いは慎重に、そして自己責任でお願いします。
原案・メイン文章:パンダ氏
サブ文章:安藤竜(アンドリュー)
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