朝活としての金沢歴活の歴史 vol.2
第1回目の金沢歴活のテーマは「古文書ってなあに」というものでした。
正直、その時には何も語れるコンテンツがなく、とりあえず過去にヤフーオークションで買った古文書講座用の古文書をお見せして、実際の江戸時代の古文書ってこんなもんだよ。とお伝えすればなんとかなるのではないか?
そんな感じでした。
参加者は1名と言だしっぺのコーチのみ。
お友達とコーヒー飲んでるのとあまり変わらないスタートでした。
5回目くらいからスタイルが確立
第2回は「金沢坂道歴史散歩のすすめ」。
私はタモリさんの東京坂道学会の本を買っていたほどの坂道好きで、金沢の坂道ではとくに馬坂にはまっていたこともあり、坂の魅力について語ることにしました。
回を重ね、5回目くらいから、だんだんスタイルが確立するようになってきます。
レジメをワードで作成して、それに基づいてお話をするようになりました。
テーマは本当にバラバラでしたが、大きく4種類の方向性がありました。
1、私の個人的な論
2、通史の再確認
3、大学院時代に学んだテーマの復習
4、働き方の歴史
とくに力を入れていたのは通史の再確認です。
教科書のような内容なので、お客様はまったく集まらないのですが、この時期にしっかりこれをやれたことは今も財産になっています。
土曜歴活in宝円寺
9月には宝円寺というお寺で歴活を土曜日にすることになりました。
前田利家の菩提寺である宝円寺さんが、お寺の活性化のためにイベントをやってくれる人を探しているから、やってみないか?とお誘いがあったのです。
私は曹洞宗の研究をやっていたこともあるくらいです。
ちょっとしんどいかなと思いましたが、チャレンジしてみようと思いました。
宝円寺では新しいチャレンジをしました。
それはオリジナルコンテンツによる定期的な有料イベントにしようという試みでした。
しかし、自分自身のコンテンツにまだ自信が持てなかった私は、話が面白くなかった場合に備えて和菓子とお抹茶を用意し、少しでもお客様が不満に思わないようにと必死でした。
副代表高橋勇太との出会い
2015年2月5日。松平不昧をテーマにした第30回。
のちに金沢歴活副代表となった高橋勇太が初めて参加してくれました。
この頃の私は少しでも顔を売るべく、様々なイベントに参加していましたが、そのうちの一つで彼が茶のお点前をしていたのです。
そこで金沢歴活の話をしたところ、テーマが松平不昧ということで興味をもって参加してくれたのです。
それにしても最近は殆ど他のイベントに顔を出さないので、我ながら当時は頑張っていたなあと思います。
当時は様々なイベントが全部刺激的で、参加するのが楽しくてしょうがなかったなあ。
まあ、それは置いておいて、高橋勇太は素敵な提案をしてくれました。
「僕も何かしゃべらせてもらえませんか?」
と。
いやあ嬉しかったですねえ。
ずっと1人でやってきた私に、初めて仲間ができたのです。
感動的でした。
そして、2015年2月26日。
第33回「金沢のモノづくりの原点、加賀藩御細工所」というテーマでデビューすることになります。
金沢歴活のメンバーは2人になりました。
つづく・・・