越中五箇山で大槻伝蔵の流刑小屋を訪問

越中五箇山といえば、世界遺産の合掌造り集落が有名です。
まさにこのような素敵な風景が広がるところです。
しかし、五箇山といえば加賀藩の流刑の地。
どうしてもみたいのは流刑小屋です。
低い身分の出身でありながら、加賀藩の財務体質を改善しようとしたものの、藩主の死によって失脚。その後、加賀騒動でスキャンダルに巻き込まれて五箇山に流された大槻伝蔵の流刑小屋です。
この看板にあるように、のちに復元されたものではありますが、当時の雰囲気を伝えるものとして非常に貴重なものです。
それがこれ!
中央左下にある穴から食事が提供されました。
中には衝撃のスタイルで再現されている大槻伝蔵がいます。
もう少し格好良くしても良かったんじゃないか?
という気もしますが、まあそれは良いでしょう。
今でこそ川の反対側の集落へは巨大な橋が架かっていますが、江戸時代は橋はかけてはいけなかったそうです。
この風景を見ていると、私たちは美しいとしか思いませんが、大槻伝蔵にとっては到底逃げることのできない絶望の風景だったのだろうなと思わされます。
ぜひ五箇山の流刑小屋。
行ってみてくださいませ。